映画製作の現場にて

知り合いの映画監督さんに
エキストラをやってくれとお願いされまして、
面白そうなので行ってきました。

当日、現場に向かう電車の中で
脚本を読みました。

そこには過去、僕が属していた暗い世界がありました。

主人公はひたすら外の世界へ向かおうとして
徹底的に挫折しまくるのです。

ナイーブな映画青年は、専門学校を出て、
社会に適応すべく一般企業に勤めるのですが・・・

ありとあらゆるミスをして、
会社に大打撃を与えてしまうのです。

悪気はないけど使い物にならないこの若者を
会社の面々もどう扱っていいのか
困り切ってしまいます。

結局、退社する主人公ですが、
再就職の道は険しいのです。

圧迫面接の様子が生々しいこと・・・

「あ、これ監督の自叙伝だ。」

そう確信するほどにリアルでした。

順調そうに見えた彼女との生活も、
一方的な裏切りで幕を閉じ、
彼にはかつて情熱をそそいだ創作活動しか
生きる術がなくなっていました・・・

この感じですね。

映画をはじめとしたクリエイティブな世界の
リアルな暗さです。

僕もいつもこんな不安に苛まれてました。

閉塞感の巨大な文鎮が
常に頭の上に乗ってる感じです。

YouTubeに関わるようになって、
また別のアプローチが出来るようになりましたが、
これは間違いなく僕のいた世界だ。

と懐かしい気持ちになりました。

今回声をかけてくれたのがこの人。

https://pff.jp/37th/lineup/award10.html

2015年のぴあフィルムフェスティバルに
入選してる、自主映画監督としては
かなり実力のある人です。

僕より全然若いです。

僕はすでに役者をやってないので
なかなか他人の現場に足を踏み入れることが
ありません。

というわけで、若い才能が
どんなクソ素晴らしい撮影をかましてるかと
嫉妬心丸出しで行ったのですが、
予想以上に本格的でした。

監督+カメラ+音響+助監督×3+エキストラ20人ぐらい。
メインキャスト4人。セットは本物の会社のオフィス。

ちなみに僕が似たような撮影をする場合、

僕(監督・カメラ)+主婦(音響・助監督)+エキストラ0人
メインキャスト4人。セットは市民会館でゲリラ撮影。

これだけ差があると雰囲気が全然違いますわ(笑)

監督とカメラマンが絵作りのために
念入りに話し合ってるんですよ。

かっこいい!

僕の場合、カメラも僕がやってるんで
そういう話し合いをすると、
独り言を喋る怪しい人になってしまうんですよ。

僕のいた約5時間で、
じっくりと10カット程度撮ってました。

1日200カットを雑に撮りまくる僕からしたら
信じられないくらいの絵に対するこだわりです。

会場は普段営業している普通の会社です↓

こういうオフィスのロケって、本当に苦労するんです。

安いスタジオを借りると、
どうしてもアダ◯トビデオっぽさが
出てしまうんですよ。

本来必要のない
ガラス張りの変なシャワールームとかが
あったりして・・・

かといってまともな施設を借りると
めちゃくちゃお金がかかる。

今回の場所は、普通の企業が
土日に格安で貸してくれるとのことで、
現地のフィルムコミッションに
紹介してもらったとのこと。

めちゃくちゃ参考になります。

PCモニタに貼られた付箋とかも
普段、社員の方が使ってるものなので
めちゃくちゃリアル。

てか情報漏洩とか大丈夫なのか?(笑)

あ、でも使ってるカメラは僕と同じだった!

「パナソニックGH2」

これ今から9年前のカメラですよ!

嬉しいね。

このカメラ、出た当初はビデオカメラを凌駕する
動画性能という触れ込みで、
一時期の有名な自主映画はみんなこのカメラで
撮影されてましたね。

テレビや劇場映画にも使われてます。

実際僕も、これで撮った作品が
シネコンで上映されましたが、
大画面でも全然問題ないんですよ。

で、撮影が開始されると、
20人もエキストラがいる中で
僕、主役の人の真向かいの席で
エクセルいじってました(笑)

アドリブでいきなりこっちに声かけられて
焦りました。

いやー楽しかった。

来年の3月に完成と言ってたので
おそらくショートショートフィルムフェスティバル
あたりを狙ってるのかなと推察します。

ここからさらに海外の映画祭に行って
さらに国内の商業映画デビューというのが
映画監督の出世コースです。

彼が有名になったら、ぜひそこに乗っかって
美味しい思いをしたいですね(笑)

※実際は映画監督よりYouTubeやってた方が
金銭的に、はるかに美味しいという現実があるのですが・・・

でも、僕自身は、YouTubeでマーケティング力を鍛えて、
さらに有り余る資金を使って、
映画の世界に舞い戻るプランがあるのです。

今回、久々に現場に出てみて、
ますますそのことが楽しみになりました。

帰り際、監督に
彼女に振られたのは本当か訪ねたところ

「マジです(泣)」

とのことでしたw

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